小原玲氏

恐らく同じような記事を書く方は多いことでしょう。

たまたま先ほどメディアの番組を観ていたら、元フライデー専属カメラマンで現在はフリーのカメラマン宮嶋茂樹氏が選ぶ凄いカメラマンとして紹介されていた小原玲氏の言っていることが何となく個人的にも共感することがあると思いエントリー。

早速、小原玲氏のブログを見てみたら、ちょうど2017年5月8日に日刊ゲンダイの連載のタイトルで「『フライデー』のエースカメラマンはなぜ動物写真家に転身したのか・写真家小原玲シャッター無頼」ということに対しまして、小原玲氏は、「なんかすごいタイトルですね。」と書かれていました。

ちなみにその真相をその番組内で語っていたのですが、小原玲氏のブログにもその真相が書かれておりましたので、ご紹介します。

こちらがその転機の一つになりました中国の天安門事件の写真でアメリカ合衆国の雑誌LIFE誌のThe Best of LIFEに選ばれた写真です。そしてこの写真についてのLIFE誌に書かれているコメントと実際が異なることを自身のブログ内で2013年12月26日に書いておりました。

最初に掲載されたのは「LIFE The Year 89 In Pictures」という年末総集号です。天安門事件の特集があり、その中で掲載されました。

右の「手をつなぐ学生達」の写真が私の撮影のものです。ちなみに左側の写真を撮ったBlack Star通信社のDavid Turnlyがこの年のピューリツア賞です。この写真を含めての1年の写真活動を評価ということでの受賞でした。

私は当時フリーランスの報道写真家でした。北京には事件の一ヶ月前から入っていました。フリーランスの報道写真家は事件が起こってから行くようではダメなのです。この写真は最初に送ったフィルムの閲覧・使用権があった(取材費を出していた)日本の写真週刊誌が見落としていたため、米国人の小さな通信社を持っていた写真家に相談したところ、LIFEに売り込んでくれて、すぐに「Exclusive」(独占)になったカットです。なので当時はLIFEにしか掲載されていません。

そしてこの写真が次に「The Best of LIFE Favorite Photographs 1978-1991」 に再度選ばれて掲載されました。「The Best of LIFE」というのはLIFE誌が10数年に1度ぐらいの割合で出す、コレクターズエディションの総集号です。「Favorite Photographs」というサブタイトルが付いているように、LIFEの編集部が過去に掲載した数多くの写真の中から「好きな写真」というテーマでセレクトされています。

日本人の報道写真家で過去にBest of LIFEに選ばれた写真家といえば岡村昭彦さんとか沢田教一さんがベトナム戦争時代に載ったぐらいしか、私には記憶がありません。LIFEの総集合に選ばれたというのは、報道写真家にとってはとても名誉なことでした。

私はこの写真の評価で、米国の写真通信社Black Starの契約カメラマンになります。最初に掲載された時に隣の写真を撮ったカメラマンが所属していた写真通信社です。普通はアポすら取ることが難しい写真デスクが「あのDavid Turnlyの写真の隣のカットを撮ったカメラマンか、誰だか探していた」言われ、すぐに社長面談になり、その場で契約でした。BlackStarは過去にはユージン・スミスさんも所属していたアメリカを代表する権威のある写真通信社でした。当時のLIFEやTIME, NEWSWEEKの表紙はBlack Star のカメラマンの活躍の場で、当時の雑誌メディアではマグナム以上に活躍していた写真通信社です。その米国写真通信社の特派員として取材できましたので、その後のソマリアとか湾岸戦争などでは、日本メディアのカメラマン以上に深い取材ができたと思っています。

ただこの天安門の写真は私にとっては、もっとも評価された写真でしたが、もっとも伝えたいものが伝えられなかった写真でもあるのです。そのことは以前にブログ記事に書いています。

掲載の前にLIFE誌の編集者と国際電話で話したことが忘れられません。私は自分が見て来た事実が社会に伝わっていないことを話しました。そして、編集者は「私たちはTIME/LIFEという会社の組織である以上、天安門事件に関して貴方の見てきたことよりも、その場にいなかった北京支局長の取材を優先しないといけない。なので私たちが書く記事に貴方は不満があるかもしれない。しかし、この写真は私たちがどうしても掲載したい写真なのだ」このような言葉をいただきました。この言葉で私は掲載を承諾しました。すでにニュース使用ではなかったので記事はあまり深く事実関係に触れていませんでした。最高の名誉でもありましたが、無念さ、残念さも残っていました。

このような経験が私にはあり、私は「伝える」ということをとても重要と考えています。若くして雑誌メディアの最高の雑誌に掲載されましたが、載ってしまえばただの印刷物です。何が伝わったかどうかの方がよほど大切なわけです。どんなに高額の原稿料をもらい(私の中で過去最高です)、どんなに名誉があっても、「伝えたいことが伝わっていない」のならば悔しさの方が多いわけなのです。

このこともきっかけとなって、私は報道写真から離れて行きます。そしてアザラシの赤ちゃんとの出会いがありました。

アザラシの赤ちゃんの写真は、私が伝えたいものが伝わりました。(このあたりのことを現在著書に執筆中です)なので私は「伝わる」ことが嬉しくて、動物写真家に転身していきました。

とお話しされております。

確かに、人が苦しんでいたり、不幸になることで、それがビジネスになってしまっていることに関しましては、否めない事実であると思います。

確かに写真に一言加えられることで、人の見方は変わってしまいますが、最近はよく「FAKE NEWS」と騒がれておりますが、世界中が注目しているLIFE誌が選出するこういった名誉ある賞の裏側にそういった真実が掲載されていないことがあることに疑問も覚えました。
小原玲(動物写真家)のブログ

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